Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

財務3表一体理解法

こんにちは。

今日は雨ですね~。梅雨ですね~。

昨日は睡眠の質が最悪で、日中もぼーっとしてしまいますね。せっかくの休みなのにもったいな~

昨晩なんでこんなに良く寝れなかったんだろう?って考えてみたのですけど。

身体が暑かったから。

に他ならないかと思います。入眠のときって、体温下がるみたいなんですよね。逆に体温が下がる状態じゃないと入眠できない。

じゃあ、なんで身体が暑かったかと言うと

  • 夜の時間帯に激しい筋トレをして、体温が下がりきらなかった
  • エアコンの設定温度が高めだった

って感じですね。。なので、夜の時間帯の運動は、終了したあともずっと熱を放出し続けるような無酸素運動は向きませんね。。。またお金の節約のためにエアコンの設定温度が高かったとしても、日中の生産性に影響を与えると本末転倒なので、エアコンはしっかり目に設定したほうが良いかも。。ちなみに、睡眠に適した温度は確か16℃~20℃くらいだったなぁ。この時期だとエアコンフル稼働じゃないと難しいっすね。。

さて、今日は久々の会計ネタです。以下の本を読んだので(3回目)、テキストで要点をまとめておこうかなと思った次第です。

『決算書がスラスラわかる  財務3表一体理解法』国貞克則
http://amzn.asia/eIM7A3Z

この本はですね~、めっちゃおすすめです。

会計系初学者の方も理解できて、かつ財務会計の本質的な部分(まぁ、僕も財務会計を語れるほど詳しくはないのですが、、)を学べる本です。

財務会計の本質的な部分を学べると言いましたが、これは何を言いたいのかと言うと、ある企業の行動(例えば仕入でもいいですし、給料を払う、お金を借り入れる、商品・サービスが売れる等なんでもいいです)に対し、PL、BS、CSがどのように関連づいて動いていくのかが理解できます。財務3表がどのように関連づくのかがわかると、ある企業行動が、財務諸表のどこにどのように現れるかがわかります。逆に言うと、財務諸表を見ただけで、過去経年の企業の主要な動きや戦略がわかるように理解できるようなるのです。

そんな簡単な話ではないですが、この本を読んで、財務諸表からその企業のことについて丸裸にできるのなら、読まない手はありません! 簿記よりはるかに簡単です!!

本の内容をすべてメモすることはできないのですが、重要なポイントだけいくつか書いていきたいと思います。今回は、BS、PL、CSそれぞれの説明や、各勘定科目の説明等は省きますね。


ルール1.
PLの「当期純利益」が、BSの「純資産の部」の「利益剰余金」と繋がっている

これは、知っている人からすると当たり前っちゃ当たり前なのですが、重要なポイントです。今期PLの「当期純利益」が、来期のBSの「利益剰余金」に加算されます。

BSの「利益剰余金」は、簡単に言うと、企業が営業活動により積み重ねてきた利益の蓄積を表しております。なので、利益剰余金の金額が凄まじかったら、「この企業は着実に毎年利益を出している」とうことがわかるし、逆にマイナスであれば、「この企業は営業活動により利益を出しておらず、借入や株式から資金を調達しないと、資金が底を尽きる」ということが理解できます。


ルール2.
BSの借方(左側)=貸方(右側)

これも、当たり前っちゃ当たり前なのですが、本質がわかりにくいんですよね。。

私、一応大学は商学部でして、その授業の中で簿記2級~1級くらいで出てくる取引は一通り勉強したのですが、正直BSの借方と貸方の概念をわかりやすく教えてくれる教授はいなかった。。皆取引を借方貸方で2つに分けて、それぞれ勘定科目と数字を記述していくだけ、、、みたいな。。

BS(バランスシート:日本語だと貸借対照表)がバランスシートと言うのは、BSの左右がバランスする(数値が必ず同じになる)からです。では、なぜバランスするのでしょうか?

それは、BSの貸方(右)が、その企業における「お金の集め方」を表し、借方(左)が、「集めたお金の使い方」を表すからです。

企業って、まずお金を借入や株式を売るこの等によりまずお金を集めて、そのお金を設備やソフトウェア作成、仕入等に使い、結局そのお金を使ったものを売ったり、することで売上をあげて企業活動をするわけなのですが、その集めたお金の額と、使った(もしくは使いきれず残っている)お金の額って最終的に同じにならないとおかしいですよね? 誰かが横取りしない限り。なので、BSはバランスします。

これを、「BSは左側は資産で右側は負債。右側の純資産は資産-負債」とかって覚え方をすると、ちょっとややこしくなります。こう覚えると、「純資産がたくさんあるってことは、うちの会社お金いっぱいあるんだね!」というあるある勘違いが生まれやすいです。あくまで右側はお金の集め方を書いているに過ぎないので、純資産や資本金の金額と、会社内のお金の有る無しは正直あまり関係がないのです。


ルール3.
直接法CSの「現金及び現金同等物の期末残高」=BSの「現金及び預金」

キャッシュフロー計算書は、その名の通りキャッシュ(現金)のフロー(流れ)を計算するためのものです。なぜPLやBSの他にわざわざ現金を計算する必要があるかというと、利益が出ている=現金がある とは限らなくて、企業を評価するときに、「利益が出ているか」よりも「投資政策やペイアウト政策等に自由に使える現金がどれくらいあるか」の方が、企業の価値に大きな影響をもたらすからです。

例えば
「3億売り上げました!!! お金もらえるの3年後ですけど、、、」

とかっていうのは、正直企業にとっては何もありがたくないわけです。なぜなら、手元の現金が今増えるわけじゃないから。

なぜ3年後よりも、「今」手元の現金が有る方がいいかと言うと、詳しいことは省きますが、将来の3億円よりも、現在の3億円の方が、ファイナンスで言うと価値が高いのと、何事も企業が活動するには、お金が常に今必要になってくるからです。「3年後に3億円もらえるから、我が社の支払いも3年後でいいですか?」が通用するならまだいいですけど、お給料とか常に現金で支払われるじゃないですか。単純に現金が今ないと会社回んないですよね。

ちょっと話がそれましたが、CSは「今あるお金はどれくらいなのか」を判断するものなので、BSにおける「現金及び預金」と同額になるのは、なんとなく腑に落ちますよね!


ルール4.
間接法CSは、PLの「税引前当期純利益」から、実際には現金の動きがないものに関して逆算していく

先程のCSは「直接法」のCSについて言っておりました。CSには「間接法」もあります。

直接法は、その言葉の通り、現金の動きがある取引をその度に直接記録していくことで、今あるキャッシュの額を計算していきます。間接法は、PLの「税引前当期純利益」から、キャッシュの動きがない取引や手続きを逆算してキャッシュの額を計算する方法です。

例えば、「減価償却」や「減損損失」などがそうです。

こちらは、詳しいことはググってほしいのですが、簡単に言うと企業の「費用」になるものです。しかし、費用となると言っても、当期における現金の流出は起きないために、その分CSでキャッシュの動きがない分を逆算しないといけません。

そういう逆算により作っていくCSが間接法です。

他にも間接法CSに関係がある取引、科目を言うと、「売掛金/買掛金」、「~引当金」、「のれん償却」等かなぁと。全部、会計上は計算しないといけないものの、キャッシュ自体には変化が起きない経済活動のことですね。


ルール5.
ルール4.で計算した間接法CSの営業CFと直接法CSのの営業CFとは一致する

CSは間接法・直接法という作り方の違いはあるにせよ、結局は企業の現金の流れを計算するものなので、数値は一致するということです。


さて、この本では、上記のルールを前提にしつつ企業活動を見ていくと、お金の流れが手に取るようにわかると言っております。

例えば、、、

と、例示もここで説明しようかと思ったのですが、ちょっと長くなってきたので、例は明日の記事でご紹介しましょうかね。

みなさま週末はいかがでしたか??

明日からの一週間も頑張りましょうね\(^o^)/