Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

『ブランド人になれ!』で書かれていることはある意味超当たり前

おはようございます。八幡です。

今日は5時に起きてジムで汗を流してから出社しました。初の試みで、朝会社でこの記事を書いています。

今日は、表題の『ブランド人になれ!  会社の奴隷解放宣言 』を読んだ感想を書いてみようかと思います。

この本を書いた田端信太郎氏は、言わずもなブランド人として働いている、エクストリームサラリーマンです。

僕がこの人を知ったきっかけは忘れてしまいましたが、いつの日にか「この人の発言とシェアするニュースはどれもおもしろい」と思い、ツイッターFacebookでフォローし始めました。

僕は日経新聞も読まないし、前みたいにNewsPicksの端から端まで朝に読んだりはしません。この田端さんを始め、僕が「ニュース屋」と買ってにタグ付している何人かの人がフォローしている記事に目を通すだけで、経済、テクノロジー、政治の観点で重要なことはざっくりわかるからです。

 


まぁ前おきはそれくらいにしておいて、この本の感想を書いていこうかと思います。
僕が思ったことを端的に言うならば、表題にもある通り、この本に書かれている会社の役割であったり、その中で働く個人としての心意気であったりは、至極当たり前である「べき」ということです。

この本の中で一貫して語られるビジネスにおける姿勢は、「市場/顧客目線を徹底すること」です。

冒頭から

「君は誰を笑顔にしたか」
「汗水に価値はない」

と強烈なフレーズで、顧客に向き合うことの重要性を説かれます。僕たちが仕事をするのは、会社で上司を笑顔にさせるためでもなく、お客様にとってあまり重要でない社内における作業に時間を費やすことでもなく、何よりお客様の課題解決のために頭を使い、行動することだと。

これは多分、大企業で働けば働くほど忘れがちな観点なんだと思います。僕の仕事での経験を通しても、社内調整や根回しに稼働をかけすぎていて、「これって何のためにやってんだっけ?」と良く分からなくなるシーンもあったと思います。

ブランド人たるもの、社内の空気を読まず、徹底して市場とお客様に向き合え!!こういう当たり前のことを当たり前にできる人ってなかなかにいないのではないでしょうか。

また、この市場/顧客目線と同時に常にこの本で語られるのが、「名乗り出て挑戦すること」です。

「仕事に失敗してもクビになっても、死にはしないから大丈夫」という旨のフレーズがところどころに出てきます。

田端氏の2つめの会社、リクルートにおける、R25事業立ち上げの経験を通し、会社というリソースをいかにうまく利用するか、そして、会社内のプロジェクトでズッコケてしまったとしても、悪意をもって会社に損失を負わせたわけでなければ、その失敗は会社の財産にもなり、僕ら自身の経験に変わるということを教えてくれます。

一昨日の記事にも似たようなことを書いたかもしれませんが、会社のさまざまなりリソースを使うことは、結構気が引けます。周りにも迷惑がかかると思うし、自分のために費やしてもらった時間も金も一切無駄になってしまったらどうする?と考えてしまうからです。

ただ、その試みは、全身全霊で行ったのであれば、人がやらないようなことに挑戦していった結果会社の蓄積にもなるのかなと思えると、背中を押された気分になります。もちろん、会社としてのステージや財務状況等で、そういった挑戦がしやすい/しにくいはあるのでしょうけど、個人が人事を尽くすのであれば、どんな会社でも挑戦も失敗も認めてくれるのかもなぁと、僕なりの発見となりました。

最後にこの本を通し、心に残っているフレーズは、「正直であること」です。
ブランド人として、言いたいことを言いまくるだけでなく、その発言にもルールを持たせたり、接する相手により態度を変えたりは決してしないということです。

「直接言えないことはツイートするな」

であったり、

「正直者であれ」

という言葉から、田端氏のブランド人として守り抜いているポリシーが垣間見えます。

ブランド人であるためには、ただやりたいことをやり、キラキラするだけでなく、正義感をもとに自分なりのルール、ポリシーを貫き通しているんだろうなぁと、なんとなく感覚として感じました。

 


僕がこの本を通じて感じたことをつらつらと書いてきましたが、内容そのものはかなりシンプルだと考えております。それは、会社はあくまでお客様のために存在する社会の公器であり、社会そのものでないこと。そしてこの社会の公器を存分に利用していこうという気概を持ち挑戦することはもちろんのこと、正直であることを忘れないこと

会社の存在する意義を考えると、田端氏の言っていることは至極全う、当たり前の意見かつ、「正直でいる」ということも人として当たり前です。

そんな当たり前のことを当たり前にできるようになると、きっとブランド人への道が切り拓けるのでしょうね。

この本を読んで得た気づきを、共有させていただきました。


八幡