Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

いい人でいるのは結構たいへんだしコツがいるのではという話

昨日、ある記事を読んだ。そんなに長くないし、文章もとても読みやすいので、ぜひとも皆さんにも読んでいただきたい。

 

note.mu

 

この記事は、僕にとってかなり印象に残るものだった。なぜなら、僕が思う、「どんな人間が一番魅力的なのか」の答えがそのまま書いているからだ。

最近、なぜか色々な人と飲む機会が増え、色んな人と話し、多様な人柄に触れるようになった。その中で、「この人は本当に面白いな。好きだな」っていう人がたまにいて、そういう人ってどんな人なんだろう、って自分なりに考えているさなか、この記事を読んだ。

この記事に書いてある田中さん(仮名)というのは、上の質問の答えである人柄にかなり近くて、なるほどなぁと思いつつ読んだ。まとめると

  • 配慮ができ、気の利き具合がすごい
  • 自尊心が高い(相手を見下すのでなく、自分なりの筋を必ず通すという意味で)
  • 今を生きている
  • 相手の立場になり言葉を受け止め、真摯に思うことを返答する
  • 上記をまとめると、人から「信頼」を得ている

という人柄に僕は惹かれるし、僕自身がそういう人間でありたいと思っていることに気がついた。

でも同時に、上記でまとめあげている要素なんて超ありきたりで、10人に聞いたら9人は良い人の要素として上げそうなものである。要は、良い人になるための答えってけっこう自明なものなんだろうなというのが、僕の仮説だ。

自明なものでも、それを実践でき人って実は少ない。なんでなんだろう?

その答えがわかったら苦労しないが、なんとなくだが、人に承認されたい、人から愛されたい、自分をすごいと思いたいという、承認欲求が関係していると僕は思わずにはいられない。承認されたいからこそ人を見下すし、承認されたいからこそ嘘をつくし、承認されたいからこそ頭が良いふりをする。少なくともそういう経験が僕にはある。

そしてその承認欲求は、人としては持つのは当たり前のことであり、それを捨てるのは、かなり難しいことである。承認欲求を捨てるということは、ある意味人間臭さがなくなるということでもある。

ただ、この記事の田中さんのような限られた人、僕の拙い経験則で言うと、20人~30人のなかに1人は、承認欲求から自由になり、心から自分に自身をもっている人がいる。人に優しくし、配慮できるのも、相手の意見を受け入れられるのも、確固たる自分への自信の裏返しであると思う。

そういう自己愛は、生まれつきもったものでもあれば、教育により授かったものでもあると思う。しかし、先天性であれ後天性であれ共通して持っているのは、「自分はこういう自分でいいんだ」という自己肯定感であり、それはある意味「これは自分はできるけど、これは正直だめだなぁ。だからこういう強みを生かして頑張ろう」というメタ認知でもあり、同時にあきらめでもあると思う。

人は一人ひとり違うという前提のこと、自分の強みも弱みも受け入れる勇気を持つこと。そして一人ひとりがそういう勇気を持てるように、周りの人がその人の強み弱みを気づかせてあげるだけでなく、受け入れること。

それが田中さん(仮名)のように皆が幸せに生きるための秘訣なのかなぁとなんとなく感じた。おわり。