Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

忙しさの弊害と唯一の処方箋

今、僕の頭の中に起きていることを書く。

まず、事実として、僕はこの最近まじで忙しくて余裕が無い。
営業のときは、コンペ前の数日間、毎日朝3時まで提案書を仕上げる、という最大瞬間風速的な忙しさは経験していた。

ただ、ここ数週間は、最大瞬間風速とまでは言わないものの、それなりの忙しさがずーーーーと続いている感じだ。

特に昨日までの一週間はかなりの密度で、さすがに昨日何をしたかは覚えているものの、一昨日にどんな業務をしたか、どんなMTGで何を話したかは全く覚えていない。

果てしなく続く数多のMTG、忙しさの中で沸き起こる苛立ち、苛立ちにより吐出する感情、そして感情同士のぶつかり合いによるさらなる消耗、、、、

そんななか、今日は土曜日かつ天気が良いので、良いインプットとアウトプットのゴールデンタイムだ!!ということで、読みたかった本を読んだり、この忙しさの中で感じたことをブログに書いたり、、ということをしようと思っていた。

ただ、何も頭に入ってこない。そして、そう簡単に文章が書けない...

 

こんな経験は初めてだ。昨日も10:30に床につき、6:30に起きたので、8時間という十分な睡眠を取っているのだ。

ただ、本を読んでも、全く頭に入らず、文字を追うだけだ。。。
そして、今ブログを書いているが、正直頭を使わず、ぱっと思っていることをただつらつらタイピングしているだけだ。。

おそらく、この一週間の業務量と、それによる感情の消耗により、僕の頭が本能的に、「それ以上の情報を持ってこないでくれ!!」と言っているのだと思う。

 


冒頭での、営業時代の話。
コンペ前の資料作成は、やはり生易しい時間ではなくて、毎日早く寝たい欲求に打ち勝つために半ば「根性論」でパソコンの前に座り、「細部に神は宿るのだ!!」と心の中で唱え何回も何回も同じスライドのページを読み込み。。


それはそれで辛いのだ。僕と同じ、早稲田大学高等学院出身の者は、学院の期末試験前1週間を思い出してほしい。まさに地獄だっただろう。それと同じくらいの地獄だ(実際にはコンペ前よりも学院の期末試験前の方が僕的には3倍辛かったが、、、高校生で元気だったから乗り越えられた)

ただ、今直面している辛さは、少し性質が異なるものなのだ。
学院の期末試験やコンペは、どちらかと言うと「体力の消耗し合い」。今の僕の状態は「精神の消耗し合い」だ。

体力は寝れば回復する。しかし、今理解したのは、精神は寝ても回復しないということだ。これは厄介だ。寝ても回復しないなら、どう回復すれば良い?

忙しくなると、僕は少なくとも「自己中」になる。
この忙しさを周り、社会のせいにしてしまい、自分を「悲劇の主人公」と思えてならなくなってしまうのだ。

自分を「悲劇の主人公」として捉えると、周りを「自分を陥れる敵」と思ってしまい、自然と自分が発する言葉、態度が攻撃的になってしまうことに気づいた。その態度や言葉は、自分のことを守っているように見えながら、それは自分自身をさらに深い穴に落として入れているだけであることに気づいた。

そして、多忙な組織は、そのような「悲劇の主人公」が複数人いて、「誰が真の悲劇の主人公か」を決める争いの中で消費・消耗する精神エネルギーは半端ではない。正直、誰の得にもならない。

今僕も悲劇の主人公になりつつあるなか、唯一処方箋とも言える、この状態を脱するために心がけているのは「それでも相手をリスペクトすること」だ。

もちろん、僕は人間ができていないので、「相手をリスペクトすること」を心がけつつ、できていないことがほとんどだと思う。

自分の立場から考え、受け入れられないものに対して、チャットでも相手を威圧し、ロジカルに攻めてしまいそうになる。

しかし、そんなとき思い出したいのは「相手は別に僕を傷つけようとしているわけでは無い」ということだ。

相手は、僕と同じくらい忙しく、それでも相手の中の正義を主張しているにすぎないのだ。僕を陥れようとしてもなければ、組織を悪い方向に向かわせようとしているわけではない。


この忙しさの中で、どれだけ相手への思いやりをもてるか。それが、忙しさのなかでも精神的な充足を得るための鍵であると思う。

ロジックは本で学べるが、こういった意味での思い遣り、そのための想像力は人からは学べない。経験するしか無いのだ。

そういう意味では、今この死ぬほど忙しい日々は、僕にそういた想像力を与えてくれるための試練と機会ではないか。

そういう開き直りだけで回復できるようなダメージではないが、少なくとも、少しでもこの時期、経験が自分の中でプラスになるように、、

そう思いながら、また月曜日から働いていくのみである。