Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

サイズぴったり≠洋服におけるカッコよさ

ZOZOスーツは世間を賑わせ、なんなら僕もけっこうぞっこんで、カスタムメイドのシャツやらTシャツやらジーンズやら買った。

そして先日、6月末に予約したこいつが届いたのだ。
ZOZOのカスタムオーダー2Bスーツである。

http://zozo.jp/shop/zozo/goods/32242214/


前澤代表が記者会見にて、自身のカスタムオーダースーツを来ながら発表していた2Bスーツは、まさに僕がZOZOスーツで作れるものとしてずっと待っていたもので、僕は仕事合間のランチ時間に、スマホで記者会見を見て興奮に包まれていた。

速攻ポチった。

それで、だ。

本来10月初旬に届くはずのスーツは、一回の納期延期をはさみ、12月の下旬に届くことになった。

まぁ、その時点でちょっとオコなのだが、まぁここはいいだろう。

で、だ。早速着てみたのだ。

僕がZOZOの2Bスーツを着たときの感想はこの方が代弁されている

 

www.huffingtonpost.jp


この方の記事が9月で、僕のが届いたのが12月なので、少しは改善されたのかな?と淡い希望を抱いていた僕がバカだった、、、

ZOZO2Bスーツを来た僕は、ちんちくりんだった。

これ、忘年会にそのまま来ていったら笑い取れるんじゃね?レベルでのちんちくりんだ。

「なんでこんなことになってしまったのだ...」とこのちんちくりんに2万5千円払ってしまった僕は考えた。

僕の仮説は、

ZOZOはクラシカルなファッションとは何ぞやのアルゴリズムを持ち合わせてない


である。どういうことか説明する。

2Bスーツの前に僕がオーダーしたTシャツやジーンズは、この上なくぴったりで、かつ着心地も最高。見た目も申し分なかった。

なぜなら、Tシャツやジーンズは、(もちろん人の好みにもよるが)身体のサイズとぴったりであることが特に間違えではないからだ。

だから、ZOZOスーツで計測した僕の身体にピッタリのTシャツ、ジーンズは、僕にとってかけがえのないカスタムオーダーの衣類になり得た、が。

スーツはどうだろうか?

スーツは、僕も詳しいことはよくわからないけど、身体にピッタリであることが正解という類ではないのではないかと思う。

例えば、ウエストは少し細めに作ることで肩-胸-腰のラインを立体的に見せたり、パンツは細めに作ってスリムに見せたり...

おそらく、「身体にピッタリであること」以上に重要な、スーツや洋服におけるクラシカルな法則、ルール、IT風に言うとアルゴリズムが本来あるはずで、ZOZOはそこを見つける前に、身体にぴったりであることに重点を置いて作ってしまったのだ。

そう考えると、人間がなんとなく雰囲気的に、見た目的に「かっこいい」と思うものというのは、定量化することは簡単にはできなくて、そこの感覚的な「かっこいい」が分かる人こそ、おしゃれな人なんだろうなとは思う。

もちろん、縦と横の黄金比率であったり、色相的な組み合わせのバランス等、デザインで守るべきルールは最低限あるのだろうけど、やっぱり「おしゃれ」は感覚的なものも未だに多いにのだと思う。でないと、ぶかぶかのロンTがなぜおしゃれに見えるのか説明ができない。

恐らく詳しい人からすれば、ぶかぶかロンTのかっこよさも解明できるのかもしれないが、少なくともZOZOスーツでカスタムメイドできる服作りのアルゴリズムにはその感覚的なかっこよさは加味されていない。そこが加味されない限りは、アパレル店員もスタイリストも勝機はあるぞ。と思う。

だから、かっこいい!いかしている!という感覚は、無駄にするべきでなく、自分の中で大切にするべきだ。そこがもしかしたらITに代替できず、金になる種となるかもしれないとのだ。

ただ、それも時間の問題かもしれないが。