改めて考えたい「勉強する」ということ
お疲れ様です。八幡です。
今週末はなかなかいい天気でしたね! 今朝なんかは肌寒く、空気は乾燥して、空は青く高く...と、サンフランシスコの気候みたいで、なんだか懐かしく、少しさびしくなってしまいました。
サンフランシスコは、僕が留学していた学校から、Bartという高速列車で20分程度で行けまして、僕が授業をリタイヤ(単位を諦めて全授業に通わなくなった)してからは、暇だったので毎週のようにサイクリングをしておりました。
ゴールデンゲートブリッジを渡れば、後は坂道であっという間にSausalitoという海に面した町、もう少し行くと、Tiburonというフェリーか自転車でしかたどり着けないこじんまりとして美しい街にたどり着くことができます。↓Tiburonの街
Tiburonは、行きの日がまだ昇っているうちは、自転車で余裕でたどり着くのですが、日没後は自転車でサンフランシスコまで戻るのはかなり大変で、Tiburon→Sanfranciscoのフェリーで帰るのがセオリーです。
僕はアホというか、段取りが悪いので、結構最終フェリーを逃したりしちゃいました。結果タクシーで帰るのですが、自転車も一緒にあるので、なかなかタクシーの運転手も渋い顔して乗せてくれない、、、
結果めっちゃヒゲモジャの半分アウトローの世界で生きているような人に乗せてもらって帰るということがありました。
僕は、祖父から金銭的支援をいただき留学をしたのですが、授業にも行かずこんなことにお金を使うなんてとんでもない親不孝、祖父祖母不孝ですね。。 ぶっちゃけ後悔してます。絶対にもうこんなことはしません。
今日は良い天気に反して出だしがかなり暗いのですが、表題について書いていこうかと。
上の画像は、『インベスターZ』という漫画のあるシーンです。僕がこの漫画で一番印象に残っているシーンでもあります。
簡単に言うと「売るときの具体的条件やシーンを事前に考えたうえで株は買いなさい」ということなのですが、それが「出口戦略」という言葉で集約されてます。
表題の、「勉強する」ことについてですが、僕はそれにこそ「出口戦略を考える」ことが重要だと考えてます。
勉強において出口戦略を考えることは何を意味するかと言うと「この勉強が、何のゴールに向かうためにどのような観点で役立つのか」を常に考えるということです。
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当たり前ですよね? 逆に、出口戦略を考えないで何を勉強するんだ?という気になりますよね。ただ、恐らく平均よりも読書や勉強に時間を費やしている八幡の経験から言うと、勉強における出口戦略を考え抜くのはかなり難しく、精神力を使うものです。
なぜならば、出口戦略を実行する=勉強したものを自分のアウトプットにする ことは、短期的というよりは、辛抱と忍耐が求められる中長期的なものだからです。簡単に言うと、勉強したものをすぐアウトプットに活かせるほど人間は器用でなく(たまにそれができちゃう頭いい人もいますが)、なかなかに辛い鍛錬、試行を経たうえで、勉強がアウトプットに活きる段階にやっとでたどり着けるということです。
人間は、よほどマゾな人でない限り、辛いことや苦しいことは避けがちです。得た知識・スキルを利用しアウトプットができるまでが苦しい勉強や読書は、「その勉強をした/その本を読んだ」ということがゴールに置換えられがちで、僕たちもその置換えられたゴールに自己満足感を抱いてしまいます。
ただ、勉強すること/読書すること自体に何にも意味はないと思います。
※自己探究心から勉強することについては、勉強そのものに意味があると思います。だって楽しいですから。今は、あくまで仕事等のアウトプットをするために必要な勉強をする場合について話しております。
では、あまり辛く苦しい思いをしないで、勉強や読書をする→アウトプットに活かすスパイラルをどのように作りだせばいいのでしょうか。
僕が思う良い勉強/読書戦略は以下です。
- そのアウトプットが必要な状況になるまで勉強するのを待つ
- そのアウトプットが近い将来必要となりそうという段階で勉強する
1は、正直しんどいと思います。例えるならば、「一週間後に提案書作んないといけないけどよろしく」っと新卒の人がマネージャーに言われて、提案書作りに必要な、ロジカルシンキングやPPTスキル等を、超短期的にゴリゴリ頭に詰めていくという感じです。
これは、新卒のコンサルや投資銀行のバンカーが良くやってますよね。。。上手く行けばかなり速い成長スピードになるとは思うのですが、必要な根気と体力が半端なく、常人だと耐えられないのでは、、、と考えてます。僕も絶対無理です。。
僕が考えるベストな勉強の仕方は2です。あまりストレスを溜め込まず、楽しく幸せに成長できると思います。
(もちろん、何が良いか悪いかは人によるので、僕が言っていること=ファクトではありません。あくまで八幡的にはです。)
この2の方式をやるにあたっては
- 今自分ができること/できないことを把握する
- 今後、自分がやらなければいけない、もしくはやりたいこと(アウトプット)を予測する
- そのアウトプットを高い水準で生みだすには、どのような勉強がどれくらい必要かを考える
という、俯瞰的な視点が必要です。アウトプットをする時期に関しては、近すぎず遠すぎずということがキーかと思います。イメージで言うと、1ヶ月~半年後の範囲内という感じかなぁ。3年後にやりたいことのために勉強するというのは、仕事上ではあまり意味がないのでは?と思います。弁護士や会計士になるための勉強は違いますけどね、、、僕は社会人3年目になったばっかりで、まだまだ見えてないことも多いとは思いますので、単なる仮説です。
ビジネスマンとして働いている環境は、この「今後やらないといけなそうなこと」の宝庫でもあります。営業一つの仕事をとっても
- 敬語を含めた言葉遣い
- 相手の発言から意図を読み取るコミュニケーション力
- 相手のゴールに近づいていくヒアリング力
- チームの生産性を上げるファシリテーション力
- 伝わりやすい提案を練るロジカルシンキング力
- 提案を資料化するドキュメンテーション力
(僕も全然全部できているわけでないw)
等など、学生時には学べないアウトプットの宝庫です。自分が今できること/できないことから、今後のアウトプットのゴールを考え、少し先読みをしながら勉強することが、すなわち「出口戦略を考え勉強すること」であり、最も効率的かつ生産性の高い勉強の仕方なのかと思います。
しかし、経験上それでも勉強が辛いことは間違いありません。学び続け、挑戦し続けても、中々アウトプットの質が上がらないということは、誰でも経験する壁だと思います。
その時は、もう継続するしかありません。
「継続は力なり」と良く言われますが、継続することで急にきっかけを掴み、アウトプットの質が良くなったという経験が確かにあります。「なんでこんなことが今までできなかったんだろう。。?」と本当にあっけなく、できるようになったりします。
(ブログも継続できない八幡に言われたくないですよねm(_ _)m)
まとめると、自分自身が成長するために必要な勉強は
- 出口戦略を考えること
- 出口にたどりつくまで継続すること
の2つが必要かと、最近思うようになりました。
今日はマインドマップについて書こうと思いましたが、急にこんなことをまとめたくなり、キーボードを打ちました。
明日からまた月曜日です!! 月曜日が憂鬱なのはなかなか変わらないのですが、頑張っていきましょう!!!!
八幡