Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

やりたいことをやるのためには、会社を辞めないといけないのか?

お疲れ様です。八幡です。

今日は前置きとかは無しにして、表題の件について、考えてみたいと思います。

皆様、やりたいこと、ありますか?

僕はですねぇ、読書とデート以外はありません!!!
って言ってしまうと話が終わってしまうので、もう少し考えてみましょう。

先程の質問は、年次が低い人ほど、多くの答えが返ってくるのではないでしょうか。
特に私の会社は、「テレワークで日本を変える」というスローガンで、遠隔の映像・音声技術を使って提案しているので、遠隔教育だったり、遠隔医療であったり、けっこうビジョンドリブンな若者に響いたりします。

そして、ビジョンドリブンな人は、「会社で~ということをしたい」とか、「世の中に~というインパクトを与えたい」というようなことを、まっすぐと語ってくれます。

僕もまだ25才、若者の部類だと思うのでわかるのですが、最近、会社に属さなくても属していたとしても、「お金」というものの相対的価値が少なくなったような雰囲気が若者の間にはあって、「お金を稼ぐ」というよりも、「社会のためになる」ということに重き置いている人も多いような気がします。

まぁ、経済はなかなか上向かない「失った」20年(僕はひふみ投信の藤野さんが好きなので、あえて「失われた」でなく、「失った」と言いました)の中で、少子高齢化や、膨らむ社会保障費と国の財源の問題等、課題先進国に君臨する日本にいたら、なんとかく経済ドリブンより社会問題ドリブンになってしまうのはわかる気がします。

そして、会社で日々追われる業務と、自分自身が人のため、社会のために行いたいことが一致せず、そのギャップに悩まされる人もきっと多いのかなぁって思ったりします。
僕自身はあまり「世の中にこういうインパクトを与えたい」という欲がないのですが、2年前は新人だったので、先も見えず目の前にただ積み重なっていくタスクをこなす辛さはわかるので、共感できなくもないです。

「やりたいことをやるために、会社を辞めないといけないかぁ」
と思っている人も、中にはいるのかもしれません。

でも本当に、やりたいことをやるためには、会社を辞めないといけないのでしょうか?
というか、本当にお金の価値は下がっているのでしょうか?

僕は実は全くそう思わないのです。

確かに最近、「信用経済」という言葉がもてはやされて、いわゆるインフルエンサーがブログを書いたり、Voicyでラジオチャンネル作ったり、YouTubeやったりで、広告枠を貸すことでお金を稼いでいる個人はいっぱいおります。その人はまさに、「好きなことで食っている」人でしょう。

あなたが、上記のような人であれば、今から僕が言うことは正しくありません。これ以上は読む必要がありません。

ただ、僕たちのほとんどはインフルエンサーではないと思います。では、僕たちはインフルエンサーにはなれないのでしょうか。いや、なれます。ではどのようにして?

会社という大きな信用力に乗っかることで可能だと考えます。

さきほどのインフルエンサーは、個人にも関わらず、会社一つに拮抗できるほどの信用、もしくは人気や興味を得られている人であって、本質的なお金の稼ぎかたの根本は、資本主義だろうが信用経済、またの名を価値主義だろうが変わらないはずです。

結局、信用があるからこそお金をいただけるという社会構造は変わらないのです。今になって信用経済がもてはやされてるのは、個人が信用を集めやすいような、VALUやTimebank、その他クラウドファンディングのプラットフォームができたからだと思います。

僕たちのほとんどは、個人だと正直、影響力も資本力もなさすぎて、何もできません。しかし会社には、たくさんの「てこ」があります。「お金」はもちろん、僕たちが働くのを助けてくれる周りの「人」だってそうだし、会社から支給される「モノ」だってそう。会社で働く中で得る「情報」や「人脈」だってそう。あとは、東証一部上場企業という「看板」なんて最たるものです。

会社の存在のおかげで、僕ら一人ひとりはちっぽけな存在が、「信用」を得られ、会社の中で売上をたて、それはすなわち人の役にたつことができるわけです。だったら、その会社の中で、自分がやりたいことをやる方が、近道なような気がしませんか?

ただ、会社の中ですぐ自分がやりたいことをやれるかと言ったら、それは確かに難しいとは思います。会社はあくまで資本を提供してくれる株主のために、利益の最大化を目的とするし、私たちは、会社がそのために経費を払いながら雇う労働力でもあるからです。それは、この世の中が資本主義である以上、仕方ないことかと。

でも、きっとその会社の中でも、小さなことを積み重ねて、信用を得れば得るほど、会社の資本を借りながら、レバレッジを利かせ、自分のやりたいことを最大化できるようになるのではないでしょうか。きっと、今会社の中でやりたいことをやっているように見える人も、葉を食いしばりながら会社で信用貯金を貯めてった時期があるのではないのでしょうか。

おわり。