Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

自分のためのだけの努力と思考には限界があることを知った日

今日はすごいことに気がついてしまったので備忘として書こうと思う。

皆様は「フロー」という言葉を知っているだろうか。

スポーツ業界では、「ゾーン」という言葉もほぼ同義らしい。
簡単に言うと、とてつもなく集中力が上がり、思考力(スポーツで言うと身体能力も)上がって非常に生産性が上がる状態を言う。

ちなみに、スポーツ界での「ゾーン」と言えばやっぱりこれですね。ゾーンとは何かがわかるだろう。ゾーンに入ると身体能力・思考力が上がるだけでなく、目から火花が飛び散るのだ。物理的な限界を越えている。ムーアの法則が言うCPUの性能向上もすごいが、人間の進化もなかなかにすごい。

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ちなみに、「フロー」という言葉に戻ると、以下の説明にその状態に入る状況が示唆されている。

shuchi.php.co.jp

 

(1)達成できそうな、明確な目標を設定すること
(2)フィードバックがあること
(3)自己統制感覚があること

 

この3つは、誰により初めて提唱されたかはわからないが、結構有名な話なので、僕も何回か見たことがあった。要は、「幾分に難しい、かつ自分でコントロールできる状態にて、フィードバックをもらいながら物事を取り組んでいること」がフロー状態への近道ということだ。

なんとなく、上記の(1)と(3)はわかるのだが、僕はこの文言を見る度に、「フィードバックが得られるってどういうこっちゃ」と(2)腑に落ちなかった。

・・・

少し話は変わるが、僕は結構勉強が好きという自覚があって、土日も暇さえあれば読書をするし、最近英語の勉強も再開して、今年はまぁ色々と検定試験も受けてみようかな(基本情報技術者試験落ちたけど)と色々手を伸ばしているのだけど。。

正直2時間以上の勉強が続かない。。

途中でギターとか銭湯とか何か挟んだり、電車の移動中等だとまたスイッチ入るのだけど、それでも長くても一日4時間が限界で、受験のときに皆10時間くらい勉強すると思うのだけど、そのときの集中状態に比べたら、最近の集中でき度合いってまじで落ちたなーと最近痛感している。

「年取ったからかなぁ」と半分諦めていたのだが、、


最近仕事でめちゃくちゃ集中できたタイミングがあったことに気がついた。おそらく、1.5時間くらいの時間だろうけど、全く他のことが気にならず、時間がたつのもわからず、いつのまにかその仕事が終わっていた感じで、、(かつ出来も悪くない)

なんでだろう?と考えた。ここで、表題の仮説が生まれた。

僕が集中していたときを振り返る。例えば、僕が中学3年生で、高校受験を控えていた夏休みとか。後は、留学のためにTOEFLiBTの点数が100必要で、これまたTOEFL専用の塾に通って勉強していたときとか。

そこには講師による「フィードバック」があった。

もちろん、「もっとこうした方が点数伸びるよ」という実利的なフィードバックもあれば、単純に点数がのびたことに対する「やったな!」とか「すごいな!」という感情的なフィードバックもたくさんあった。

人は、周りの人間のフィードバックのためにこんなにも努力ができるのか、と気づいた。

最近仕事で集中できた、というのも、リアルタイムで仕事を頼まれた人からのフィードバックを得られる状況で、かつその依頼人も僕はけっこう好きな人だったから、絶対に失望させたくない、どうにか力になりたい一心で1.5時間集中できたのだと思う。じゃないと、絶対あんな集中なんてできない。

上記の意味合いでのフィードバックは、「貢献」という言葉にも置き換えられるかもしれない。仕事の意味合いだとわかりやすいし、僕が塾でどんどん成績を伸ばすのも、ある意味の貢献だったのだと思う。自分が成績を伸ばしたら、周りが喜んでくれることがわかっていたからだ。

たぶん、人間は自身にとって身近な共同体への貢献することによる喜ぶ感覚が、生来備わっているのだと思う。考えてみれば当たり前の話で、コミュニティ内で「Take」しか考えない人は、自分にとってのメリットにならないから、コミュニティ内で殺されていたはずなのだ。僕たちのDNAに刻まれているのは、Takerが殺されていた共同体で、必死にGiveをしていた人たちの古い記憶なのかもしれない。(しかし、その共同体でTakeだけしていた人が、Giverのフリして生き残っていたDNAが、現在「サイコパス」という形で生まれ変わっているかもしれないが)

まとめると、人間本来の感覚から言って、自分だけのために集中したりとか、何かを成し遂げることはロジックに反していて、相手に貢献し、相手からフィードバックを得るためにこそ集中できる、すなわちフロー状態に入ることができるのだ。だから、フロー状態に入るためには、「(2)フィードバックがあること」が前提となるのだ。

 


今日はすごい気づきを得た。今後、その貢献間をハックしながら、また周りと自分のためになる勉強をしていこうと思う。