Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

嫁とモメたときに意識すること

表題が僕的にウケるのだが、これについて備忘録として書こうと思う。

 

2月に結婚して、以降色々な関係性の夫婦を見てきたのだが、夫婦には色々なパターンがあると言っても、だいたい3つの型に収まるのではないか、と思う。

 

①夫婦完全シンパシー型(八幡統計によると母数の5%)

②嫁諦め型(同じく55%)

③旦那歩み寄り型(同じく40%)

 

の3つだ。

 

それぞれを簡単に説明しよう。

 

①は、夫婦の価値観がかなり一致していて、夫が考えていることは嫁が考えていること。嫁が考えていることは夫が考えていること、という状態に普通になる夫婦だ。

 

この夫婦の特徴としては、何より喧嘩が少ない。
価値観がだいぶ一致しているので、何かに関してモメる、ということがほとんどなく、「え?私達、全然喧嘩しないよ~」という雰囲気の夫婦である。

そのような夫婦には、パワーバランスという概念が無く、お互い意識せずとも良い関係を築ける理想的なタイプだ。

 

②と③は、パワーバランスという概念が存在しており、②の「嫁諦め型」は、夫>嫁 というバランスなのに対し、③の「旦那歩み寄り型」は 嫁>夫 というバランスである。

 

どっちが良い、悪いという問題でなく、夫婦の力学が異なるだけだ。

ただ面白いのが、自分の両親等、所謂昭和のど真ん中の世代については、基本②がデフォルであるということだ。(もちろん、断定できることではないが、基本的な昭和のイメージとしては、嫁は旦那を立てる、ということが当たり前の価値観として浸透していたと感じる)


一方、僕ら平成生まれが結婚すると、たいてい③の型で成立しているカップルが多い。
そして僕の家も③の型で成立させようと努力をしている、というのが現状だ。


このパワーバランスなのだが、なんとか均等に保とうとしたのだが、無理だった。笑

男と女とでは、そもそも使うパワーの要素が全く異なる。男性はロジックというパワーを使うし、女性は感情というパワーを使う(これも断定はできないのだが、少なくとも僕と、僕の周りの夫婦を見て、という前提での推察となっている)

 

そこで、ロジックと感情のパワーの勝負になると、なんともこれが面白い。
何を勝利にするか?というゴール設定により、このロジックと感情の勝敗が分かれるのだ。

 

例えば、「正しさ」をゴールにすると、やはり物事の筋を通せるロジックは、感情を遥かに凌駕できる武器である。しかし、正しさをゴールにパワー勝負すると、ロジックが勝つ場合でも、夫婦お互いの感情がどうなるかと言うと、まるで砂嵐の去った砂漠のようである。要は不毛だな、と思うのだ。

 

そこでゴールを「お互いハッピーでいられること」という設定をしたとしよう。その場合、ロジックなんてものは、核兵器のようにそもそも使うことが許されていない武器である。

だから、嫁と口論になったときは、「は?よくわかんないんだけど?」という言葉を喉元にぐっととどめ、まずはその嫁の感情を受け入れることが必須だ。これができず今まで何回喧嘩をしただろうか。

 

ただ、旦那の立場からすると、「ただ俺が我慢するだけなのかよ」と、不満を内にとどめておくと、またいつ戦争が勃発するかわからない。それを防ぐために、なんとか良い形で内に秘めた言い分、通したい筋を嫁に伝える必要があるのだ。

 

それがまた難しいのだが、最近編み出した術は、「コミュニケーションの許諾を取る」ことである。

 

何かに関してモメたとき、まずは嫁の言い分を聞き、感情を受け入れる。
十分「うんうん」と聞き、嫁の言い分が途切れたタイミングで、「あなたの気持ちは良くわかった。じゃあ次は、僕がどう思ったかを伝えてもいいかな?」と、まずはこれからこちらの言い分を伝える許諾を取るのだ。

そうすると、嫁も「わかった」と傾聴姿勢になり、こちらも丁寧に、「あのね...」と優しい口調で自分がどう考えたかを伝えることにより、なんと嫁もこちらの言い分を聞いてくれるのだ!!!


この許諾を取る行為無しに、「いや、僕はこう思う!!」と自分の言い分を強行突破させようとすると、絶対に嫁はそれを阻めようとするのだが、しっかり段取りを組めば、嫁の感情も理解できるし、こちらの感情やロジックも理解してもらえるし、お互いハッピーな結果となるのだ。

 

どんな夫婦にも、この「コミュニケーション許諾の先行取得戦法」が通じるかはわからないが、まぁお互い価値観が異なる間柄でのコミュニケーションのとり方としては、通用するものだと思う。

 

・・・・

 

なんか、嫁の陰口みたいな記事になってしまったが、僕は嫁にすごく感謝している。

 

 

というか、結婚自体に、かな?

 

結婚して、お互い一緒に生きていくことを決めたからこそ、このような歩み寄りの精神が自分に生まれたわけだし。。

 

人間として、少し成長できたのかなぁと思う。

 

あざす!!!!\(^o^)/