Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

与沢翼氏の『お金の真理』を読んで

昨日もぐっすり寝て、運動もしてだいぶ精神の体調が戻ってきたところだ。

久々に、読書感想文でも書こうと思う。昨日届いた与沢翼氏の『お金の真理』を読んだ。

ちなみに、私は与沢氏のことは、特別好きという訳ではないが、なかなかに学ぶところが多い人だな、思っており、Facebookでフォローし、彼の情報発信は一通りチェックはしている。ちなみに、一度ブログでも取り上げた気がする。

kazunori88ta.hatenablog.com

 

この、自分が決めたことは必ずやりきるというストイックな姿勢が素晴らしいと思う。


さて、肝心の本の中身だが。

簡単に言うと、「お金持ち」になるための主に心構えを現在総資産が70億程度ある与沢氏の体験・経験により語られる。一部重複のある話も多いが、基本的には「まぁ、そんな感じだよね」と概ね共感できる話が多い(共感と実際に実行できるかは違うが。。)

 

与沢氏は僕たちから見るとかなりのお金持ちではあるが、だからと言ってすごく特別なことを実施している訳ではない。僕たち庶民から見ても、「まぁお金を貯めるのであれば、こう言う風にしないとだめだよね」と言う、シンプルかつ当たり前のことが本文中には述べられる。いくつかピックアップしてみよう。

 


短絡的な欲を捨て、消費を抑える

 

与沢氏は「秒速で1億を稼ぐ男」と世間から言われていた時は、それはそれは莫大なお金を使っていたそうだ。スーパーカーや六本木のマンション、そして幅広い女性や交友関係などに、だ。今となってみると、これらは全て無駄金だったとのこと。

上記のようなお金を使い方については、僕たちからみるとちょっと極端すぎるが、僕たちレベルでも無駄金と言うのは少なからず無いだろうか?

例えば僕で言うと、この前のインセンティブボーナスの金額がまぁまぁだったので、BEAMS Fや伊勢丹メンズなど、20代のサラリーマンからすると背伸びしすぎなくらいのお店でスーツやジャケット、靴を買った。

その時は、僕は得意な気持ちになってよく着用していた。しかし、今はもはや着るのも履くのも面倒になってしまい、いまやクローゼットにしまって、日の目を見ることもほとんどなく、不良在庫化してしまった。

服だけでなく、日々当たり前のように支払ってしまっているNoteやメルマガなどのサブスクリプションも、本当に必要なのかと言われると、読んでない記事もたくさんあり、無駄にお金を支払っていると言わざるをえない。

こういう捨て金を当たり前のように払ってしまうのであれば、いつまでたっても貯まるお金も貯まらないだろう。少し給料が増えたからといって、ボーナスがもらえたからといって、本当に必要でないものは買うべきでは無い。自分が、何にどれくらい出費をした場合、心身ともに幸せでいられるかのメタ認知をしつつ、適切なお金を適切に利用することが必要なのだ。


お金はフローでなくストックで考える

 

この話についても、基本的には先ほどと同じである。

お金のことを考えると、どうしても「年収を上げるためにはどうすれば良いか」を考えがちだ。これは、「フロー(お金がどの程度入ってくるか)」的な考え方だ。

もちろん、入ってくるお金のトップラインを増やすためのフローの考えかたも重要であることには変わりないが、僕たちはよりお金の「ストック」を意識して行かないといけない。

ストック、つまり余剰金として自分で積み重なるお金がどの程度あるのか?と言うことだ。そしてこのストックは、資産 – 負債 = 純資産 が積み重なったもの、簡単い言うと貯金だ。なので、資産を増やしていくだけでなく、負債をしないことが重要だ。

僕たちレベルでの負債を考えてみると、例えば高いものを買うための分割払い、リボ払いであったり、持ち家を購入するためのローンであったり。。僕自身も、昨年iphoneを買うために二年ローンを組んだので、負債を持っていることとなる。

ストックをいかに積み上げられるか? 可処分所得をいかに上げられるか? を考えることは、年収を上げるだけでなく、やはり日々のお金の使い方に気を遣わざるを得ない。ましては、収入は累進課税、コストカットは無課税なのだ。

与沢氏は、お金を恋人や子供のように思いなさい、と言っている。本当に使うべきところなのか、無駄にお金を放出してはいないだろうか。お金について、自身の子供と同じように真摯に向き合うべきだ、と言うことの暗喩だ。

おそらく、お金持ちの人はそれだけ真摯にお金に向き合っていると言うことだと思う。逆に、お金が一向に貯まらない僕みたいな人は、お金を杜撰に扱っているのだ。

 

 

投資をする

 

ストックを貯めていくことは手段であり、目的ではない。貯金だけでお金持ちにはなれないのだ。貯金=軍資金が貯まったなら、お金がお金を増やせるように投資をする必要がある。

この投資の意味は、何も株や債券、不動産を持つ事だけではない。例えば会社を作って、その軍資金で仕入れをして何かを販売したり、サービスを作ったり、というような広義の意味での投資である。

何に投資をすべきか?は人それぞれのやり方があり、与沢氏も具体的な方法論は述べていなかった。ただ、強いて言うなら、「流行り物に手を出すな」と言うメッセージはあったと思う。

流行り物に手を出すと言うことは、ほとんどの人に認識されてしまい、その投資の価値は無くなってしまっていると言うことだ。
ピーターティールが『0 to 1』で言っていたのと同じで、世の中の隠れた秘密や需要、法則性を見つけ出し、そこに対し答えていくような投資をしていく必要があると言うことだと思う。(ここは僕の理解もちょっと抽象的で申し訳無い)

また、自分が富の源泉に近づいていくような投資の仕方も重要であると述べられていた。

例えば、経済は巡り巡るもので、なにかサービスを提供して時、自分が加えた価値の元になる仕入れがある(例えば、Webサービスを提供する場合は、サーバやコンピューターなどのハードの仕入れだ)。

そして、「結局誰が一番設けているの?」を考えると、より富の源泉に近づいた人、事業者であるのだ。そしてその富の源泉を負荷ぼっていくと、先ほどの例で言うと、結局はネットワーク回線やインフラを提供しているNTT、AmazonGoogleMicrosoft等という話になるし、より広義の投資でいうならば、土地や株式の資本を持っている人という話になる。その利益率を高く確保できる立場にいかに近づけるかということを考えて投資をしないといけないということだ。

 

まぁ、つらつら書いて言ったが、僕はこの本を読んで少なくとも自分のお金の使い方を見直すことになったし(無駄に払っていたメルマガとNote、その他固定費担っていたものを解約した)、お金持ちの人が何か特別なことをしているわけではなく、あくまで当たり前のことを当たり前に日々することで資産を築き上げていることを知った。

 

今まで何度か、僕のブログにも「シンプルなものに本質がある」という旨の記述をしているが、お金についてもシンプルさが複雑性に優っているのであり、どこを見渡しても、シンプルイズベストという法則が正しいものに思えてならない。