Kazunoriの思考と日記

28歳男・IT企業事業企画/推進・一児のパパ・タイ人の妻・埼玉在住の人がまじで徒然なるままに書いているブログ

自己認識の恐るべき力

パフォーマンスを発揮するのに、自己認識は大きな力を待つことを最近学んだ。

何が起きたかと言うと、、、


最近、800くらいかなぁという自己予想に反してTOEIC900点以上を取ることができ、もちろんTOEIC900だからってペラペラでもなければ、色々な国籍の英語を聞き取るのは本当に苦労するが、ある程度自分は英語ができるのだ、ということを改めて知った。

まぁ、留学していたのだから当たり前でしょ、って言われるかもしれないが、確かに留学経験は今回の件に大きく役に立っていると思う。

ただ、留学していたのが2013年8月から2014年の6月の約10ヶ月で、今となっては昔のこととなってしまい、かつ僕自身は社会人になってから殆ど英語を使う機会がなかったので、めっきり英語に対し億劫になってしまったのだ。

一度英語に対し億劫になってしまうと、中々英語は話せず、聞けず、英語の文章をも中々頭に入ってこない。完全に拒絶反応が出て、自分自身の英語能力を疑う日々がスタートする。

まぁ、正直日本で普通に生きていて働いている限り、英語を使うことなんて殆ど無い。そして自分の英語力の無さにより傷つく機会も無い。

ただ、7月に部署異動をして、最近米国だったり、中国だったりの人との商談やMTGが増えてきた。その際はもちろんだが、英語を使わざるを得ない。だが、自分の英語力を自分自身が疑っているので、なかなか聞き取れなければ、話せない。MTGで付加価値が出せないので、さらに自分を嫌ってしまう。。。

そんなサイクルから抜け出して、改めて英語を勉強しよう。TOEICでも受けてみようと思ったのが約2ヶ月くらい前。そんなにハードではないが、少しずつコツコツ勉強をスタートした。

正直勉強をスタートしてすぐTOEICを受けたので、めちゃごりごり英語を勉強していた大学生のスコア、890よりも絶対下回ると思っていた。だが予想に反して900以上を取ることができた。

そこからが面白い。

「あれ?オレって自分自身が思うよりも英語できるんじゃない?」と自己認識が変わり、それがそのまま英語商談への自信に繋がる。そして、沸き起こる自信に比例して、より英語を聞き取れるようになり、話せるようになったのだ。

自己認識の変容により、ここまで差が出るのは自分も周りもびっくりしたが、自信ってやっぱりパフォーマンスを上げると改めて理解した。

自信があるからと言って論理的思考力が上がるとか、より物事を構造的に見えるようになるということは決して無い。思考力についてはそれを実施するための枠組みが有るかというように、知っている/知らない がより影響力を持つ世界だと思う。

おそらく自信によりパフォーマンスに影響するのは、以下のような性質を持つものだ。

  • 身体を使う
  • 五感を使う
  • コミュニケーションが必要

実生活に当てはめると、営業としての商談・交渉はもちろん、英語でのコミュニケーション、スポーツ、ダンスや演奏等の表現、友達付き合い、恋愛などが範囲となってくるだろう。

逆に、頭を使って相手に対面する必要がない情報処理系、例えば、アイデアを考えたり、資料のストーリーラインを作ったり、ドキュメントを作成したりすることについては、おそらく自信はそれほど関係無く、どちらかと言うと前日の睡眠等の方がより重要だ。


自信がパフォーマンスを左右するものに関し、どう自信を高めるか、という問いについては、やはり小さいな成功体験を積み重ねることだろう。

僕にとってはTOEICのスコアがそうだったが、自信を高めたいものに対し、どう小さな成功を得られるか、というのを緻密に設計する必要があるだろう。やはり、成功体験に勝る自信の源は無い。

いきなりハードルが高い目標を1つ設定するのでなく、少しいつもより頑張ることで得られるような小さなハードルをたくさんこなして行くほうが、おそらくモチベーションも継続し、最終的にはより大きな結果に繋がるのではなかろうか。

根性論として「努力する!頑張る!」ももちろん重要なのだが、意外とこのような目標運用の「ハック」も、同じだけ重要なのかも知れない。自己認識をハックするのだ。